JA浜中町について

組合長のちょっと言わせて!!

ふぁん 9月号

2022.9.1

 8月になっても天候が好転せず、雨の日と曇天が交互に来て、2番草の収穫作業が進んでいません。「1番草に続いて2番草もか…」と思っている方も多いかと思いますが、天候は人の力では何ともなりません。焦らずじっくり行きましょう。

 肥料や配合飼料が高騰する中、肥料に関してはいち早く政府が対応し農水省からの方針も打ち出されたことで、ある程度負担が軽減されることとなりました。しかし、我々酪農家にとっては資料の高騰の方が大きな痛手です。安定基金制度はあるものの、今の制度のままでは、高止まりしてしまえば基金が発動しない場合もあり得ます。制度自体の問題点は中長期的な視点で改善を求めていかなければいけませんが、それ以上に今年をどのように乗り切り来年をどう迎えるかが問題です。飼料高騰に対して今に即した有効な対策が必要です。政府与党や農水省に対し、今まさに取り組んでもらわなければならないことをしっかりと伝え、実行に移してもらうことが大切だと思います。

2022 ふぁん8月号

2022.8.1

 皆さん今年の天気には悩まされているのではないでしょうか。晴れは続かず夕方から夜にかけて雨が降り、どのタイミングで牧草を刈ったらよいか悩むところです。コントラは進んでいてもロールは早い人と遅れている人の差が極端に出ています。今年は良い粗飼料を収穫したい思いはありましたが、あまり焦らず安全第一で作業を進めていただきたいと思います。

 生乳の需給状況は脱脂粉乳の在庫が一気に解消するような状況ではなく、まだまだ厳しい状況は続くと思われます。飼料・肥料・燃油など生産資材の高騰に加え、個体価格の下落により酪農家の経済は非常に厳しいものとなっています。期中乳価値上げの動きが加速していますが、この状況下で乳価値上げをすれば消費が落ちることは避けられず、目標数量101%の入力確保も難しくなってくるかもしれません。

2022 ふぁん6月号

2022.6.1

 5月20日を待たずに桜の花が散ってしまった年は、私の記憶では経験がありません。温暖化の影響なのか、今年の春は早かったように感じます。雨も定期的に降り、牧草の成長も順調に進んでいるように思います。

 昨年の良質粗飼料と放牧が順調なことは、購入飼料が高騰している中で唯一の救いです。飼料・肥料・生産資材等、ほぼすべてのものが高騰する一方で乳価は据え置きとなり、脱粉・バターの在庫を積み増しする中で生産抑制をしなければならない状況では価格転嫁は難しく、乳業メーカー・生産者・国が一丸となって需給改善に取り組むことが重要です。なるべく早く需給改善を実現することが、我々酪農家の経営改善への近道であると考えます。海外では穀物の高騰を受けて乳牛を減らし生産を削減した結果、乳価が高騰しています。一部の脱粉は国内産より高いものもあるようで、輸入脱粉から国内脱粉への置き換えには追い風となることを期待しています。みんなで知恵を出し合いながら、この難局を乗り越えていきましょう。

2022年 5月号

2022.5.1

 今年の3月・4月は雨の少ない状態ではありましたが、凍結深度が浅く日中の気温も上がっていたので、春作業は順調に進んでいると思います。

 ロシアによるウクライナ侵攻が早期終結を願っていたのですが、現在も多くの尊い命が犠牲となっています。この侵攻がなるべく早く終結し、犠牲者が一人でも少なくなることを望みます。

 この侵略戦争の影響は大きく、原油価格・穀物価格・為替相場の全てが日本の酪農にとって不利益になるものばかりです。夏場の天候が良好で粗飼料の収穫が順調に進み、良好な粗飼料の確保ができ、最も大きな経費である購入飼料費を少しでも減らしながら、コストを最小限に抑え必要な乳量を確保するために努力していただきたいと思います。乳価が据え置きのまま生乳1キロ当たり30円の利益を上げるにはかなり厳しい現実ではありますが、放牧も含め粗飼料を有効活用し、お金に直結する・しないに関わらず、小さなことも見逃さずにロスを減らしていく努力をお願いいたします。

2022年 ふぁん4月号

2022.4.1

 皆さんがこれを読む頃にはロシアによるウクライナ侵攻が収まっていることを願いながら、この原稿を書いています。平和的な終息を願ってやみません。この時代にこのような暴挙が起こるとは思ってもいませんでした。ウクライナの人々の命が奪われ、生活が破壊され、多くの方は国外脱出や亡命を余儀なくされる行為は許されるものではありません。世界への影響も大きく長期化の懸念もあります。原油や穀物価格の高騰により、日本のみならず世界中で混乱が起きています。日本の物価も上昇し、我々酪農家にも大きな影響が出ています。4月からまた配合飼料をはじめ、生産資材も値上がりしています。乳価交渉が長引いてしまい現在は決まっていませんが、据え置きで決着していると思います。ただ年度末から5月までは最も処理不可能乳の発生が懸念される時期です。消費者と酪農家の努力により処理不可能乳が発生していないことを願います。年度末を乗り越えたとしてもまだまだ予断を許す状況ではありません。消費拡大をみんなで努力するぞ!

2022年 ふぁん3月号

2022.3.1

 2月までは比較的穏やかな冬となりましたが、この先、彼岸荒れなどないことを願っています。

 長く議論してきた令和4年度の次期対策については、酪農家の皆さんの我慢と努力と実行に委ねた「運動」で行くこととなりました。地域の隔たりなく本来の協同精神を発揮し、強い意志のもと一丸となって難局を乗り越えていかなければなりません。令和3年度の年度末となる3月に未処理乳を出さずに乗り切ることができなければ、次年度を迎えることはできません。年末年始は消費者・生産者をはじめ多くの皆さんのおかげで何とか未処理乳の発生を回避できましたが、3月の年度末は年末年始以上に未処理乳の発生が予想される状況です。消費者の皆さんにも、もう一度協力していただかなければなりません。そのためにも我々酪農家と関係団体の努力は絶対条件です。道連の役員の皆さんの強いリーダーシップに期待するとともに、単協や酪農家任せではなく的確な政策を掲げていただき、実行力のある行動を期待したいと思います。

 

2022年 ふぁん2月号

2022.2.1

 年末年始は寒くて天気の良い日が続きましたが、何とか生乳廃棄の危機は回避することができました。令和4年度の予算が決まり、少しは上がると期待していた生産者補給金・集送乳調整金が据え置き、総交付対象数量も345万トンで据え置かれました。ほとんどの予算が据え置きのなか、脱粉在庫提言支援金として28億3千万円、牛乳乳製品などの販路拡大支援金として8億4千万円が予算付けされたことは、我々酪農家の負担が少しでも軽減される対策として歓迎したいと思います。令和3年度の全道での乳量が103%を超えている状況から、生産抑制をして令和4年度へと向かわなければなりませんが、まずは学校が春休みに入る3月下旬が最初の山場になると思われます。ここを乗り越えても5月のゴールデンウィークまで気の抜けない状況が続くと思います。消費動向と都道府県の輸入粗飼料の調達難がどのように作用してくるかによって状況が変わってくるかもしれませんが、今後も我々はその時に応じた対応をしていかなければなりません。

2022年 ふぁん1月号 新年のご挨拶より

2022.1.1

 新年あけましておめでとうございます。今年1年災害などなく穏やかな天候が続き、良質な粗飼料が確保できることを切に望んでいます。

 さて、昨年も一昨年同様コロナウィルスに振り回された1年でしたが、それ以外にもいろいろなことがありました。1月にはアメリカでバイデン大統領が就任し、対中国政策について不安視されましたが、トランプ大統領の方針が継承されるとのことで一安心したところでした。2月には日本国内でも医療従事者へのワクチン接種が始まりました。ワクチン接種の始まりは遅かったのですが、昨年の終盤には世界の中でも接種率の高い国となりました。7月には熱海で大規模土石流が発生し、多くの方々が犠牲になりました。毎年どこかで大きな災害に見舞われる国となった気がします。そんななか賛否両論ありましたが東京オリンピックが開催され、多くの感動を呼びました。なかでも女子バスケットボールの銀メダルは感動しました。10月には岸田内閣が発足し衆議院解散に伴う衆議院議員選挙が行われ、自公絶対安定多数の与党の勝利となりました。コロナ禍で沈んだ雰囲気の中でも、ゴルフの松山英樹選手のメジャー大会制覇、真鍋淑朗氏のノーベル物理学賞受賞、将棋の藤井聡太くんが最年少で4冠達成など、嬉しいニュースもありました。

 農業の分野では、G7サミットやCOP26などで議論されている温室効果ガス排出削減に向けての対策として、「みどりの食料システム戦略」なるものが採択され、農業分野でも持続可能な社会、農業を目指していかなければならない時代に入ったと思います。

 また、この原稿を書いている今はまだ決まっていませんが、補給金単価、集送乳調整金が上がっていることを願っています。乳価交渉はかなり難航するかもしれませんが、最低でも現行維持は必要と考えています。北海道全体はまずは令和3年度をどう乗り切るか!3月にどのくらいの乳量になっているかで令和4年度がほぼ決まってくると思っています。今年は濃厚飼料は高値で推移し、肥料・石油製品も値上がりしています。コストがかさむなかコロナ禍が解消される見込みは薄いと思われますが、皆さんに少しでも幸せを感じていただけるような農協運営を心掛けてまいりたいと思います。皆さんのご多幸をご祈念申し上げて新年のあいさつと致します。

2021年ふぁん12月号

2021.12.1

 11月が暖かい日が続きましたが、雨の日が多く秋仕事の終わりをなかなか迎えられなかった方もいたかと思います。今年もあと一ヶ月となりましたが、今年を振り返ってみて皆さんはどのような1年だったでしょうか。満足と不満が入り混じっていると思いますが、来年はより多く満足を増やすための準備期間のような気がします。今年1年をしっかり総括して来年に備えましょう。

 来年のためには、乳価・補給金・集送乳調整金は最低でも現状維持が必要です。個人的な考えとしては、補給金・集送乳調整金に関しては上げてもらわなくてはいけないと思います。現在、乳業メーカーと乳価交渉、の凛水産省との補給金の交渉が行われていますが、生産量を決められた枠内で収めなければならない現状では、乳価は一歩も引けない状況です。ホクレン、中央会の交渉力が試されています。エールを送りたいと思いますが、今年度をどのように乗り越えていくかが最大の問題であり、早急に具体的な方策を示してもらいたいと思います。

2021年ふぁん11月号

2021.11.1

堆肥やスラリー散布でまだまだ忙しい時期だと思いますが、冬を迎えるための最後の秋仕事です。体調に留意して作業していただきたいと思います。

さて皆さんがいま最も関心があるのは現在の生乳需給のことでしょう。今年の9月は飲用需要が伸びて少し明るい兆しが見えることを期待したのですが、予想が外れ非常に厳しい状況が続いています。これからの季節に飲用需要を望むことは難しく、業務用バターや生クリームの消費が伸びることを願うばかりです。ただ、コロナ次第ではどうなるか分かりません。生産者として必要な乳量を確保するためには、消費が伸びる必要があります。少しでも消費拡大が進むように、生産者・農協職員がまず先頭に立ち、消費を促す行動をとっていただくようお願いします。インバウンド需要がまだ望めない今、消費が飛躍的に伸びることは難しく、我々にできることを地道にやっていくしかありません。生乳だけでなく他の農産物も厳しいですが、このコロナ災害に打ち勝つべく、みんなで力を合わせて行動していきましょう。