JA浜中町について

組合長のちょっと言わせて!!

ふぁん 2021年6月号

2021.6.24

 春作業が順調に進み、いよいよ6月になりました。今後も順調に進むことを願うばかりです。

 さて、新年度が始まり2か月が経とうとしていますが、新入生、新入社員、新規入植者、新後継者の皆さんも新しい生活に慣れてきた頃でしょうか。五月病やホームシックにかからず過ごせていますでしょうか。少しずつ社会に慣れていくなかで壁にぶつかったり、失敗を経験したりしていることと思います。最初から先輩たちと同じようにできるのは本当に稀なことです。元プロ野球監督の野村克也氏は、選手に対し「失敗と書いて成長と読め」と教えたそうです。エジソンやアインシュタインも「失敗はできないことの証明である」と言ったとか。やや開く直りのようにも聞こえますが、当事者はこれくらいの心構えでいいのかもしれません。もちろん何度も同じ失敗を繰り返すのは困りものですが、周囲にそれを許す土台があることも大切でしょう。若者の成長のためにも我々は我慢と勇気をもって接したいものです。頑張れ、若人!

ふぁん 2021年5月号

2021.5.24

今年の冬はしばれが深いのではと懸念されていましたが、3月・4月と潤沢に雨が降ったおかげで農作業の進行もまずまずとなりホッとしています。この4月に入り厚岸町で山菜採り中の男性が熊に襲われ死亡する事故がありました。山や沢に入る際はくれぐれも自己防衛を心掛け、ちょっとした楽しみが悲劇を生まないようご注意ください。

話は変わりますが、東京電力福島第一原発の廃炉作業に伴う汚染水から、トリチウム以外のほとんどの放射性物質を除去したALPS処理水の海洋放出に対し、国と漁業者が対立しています。処理水については待ったなしの状況ですが、農林水産業に対する風評被害が非常に懸念されます。日本政府の監視だけでなくIAEAやWTOなどの科学的見地による環境モニタリングの信頼性・透明性の確保が重要です。それでも風評被害を防ぐのは至難の業です。国にはしっかりと仕事をしていただきたいと思います。こと原発や核廃棄物に対しては農業団体の発信力が低いような気がします。

ふぁん 2021年4月号

2021.4.24

 全国から桜の便りが聞こえ始めている3月中旬にこの原稿を書いていますが、いまだに加工原料価格の話が聞こえてきません。ここ数年ではありえない事態となっています。昨年同様に春休みと5月、6月の生乳生産量増加の時期が心配されます。春産み初牛価格はまずまずの高値で推移してホッとしているところですが、円安と原油価格の高騰は4月以降の飼料価格を押し上げてしまう要因となるでしょう。乳価が据え置きでも実質手取り乳価は下がると考えて、コストの見直しを今一度お願いします。

 国会では総務省の接待問題で野党も躍起になっていますが、そんなことよりもコロナ禍で生活が困窮している家庭などへの支援を早め早めに実施していただきたいものです。コロナ解雇や雇止めにあう人が10万人に迫ろうとしている今、一刻の猶予もないように思いますが、なかなか動きが鈍いですね。外国人も含め労働力の配分をうまくマッチングして、少しでもハッピーな人が増えればいいのになぁ。

 

ふぁん 2021年3月号

2021.3.24

今年は124年ぶりに2月2日が節分で3日が立春でしたが、立春を過ぎても寒い日が続きました。例年以上のシバレに苦労されたと思います。

 さて、コロナ禍で年明けには11都府県に非常事態宣言が出され、10都府県では3月まで延長となりました。さらに開催の是非を巡り世論が二分する中、オリンピック組織委員会会長の森氏の発言が、国内だけでなく海外でも大きな波紋を呼びました。当初は謝罪会見で事態の収拾が図れると考えたのでしょうが、ボランティアやスポンサーの反発を受け会長交代劇となりました。政財界、スポーツ界と多方向に精通する人かもしれませんが、そもそもオリンピック精神にそぐわない考えの持ち主だったようです。大きなお金が動き商業化してしまったことでオリンピックを開催することが目的となり、本来の“ありかた”を放棄してしまったように見えます。我々の周りにもこのようなことがあるような気がします。初心に返り本来の”ありかた”を取り戻す努力をしなければと考える日々です。

ふぁん 2021年2月号

2021.2.24

12月の寒さでしっかり凍結してからの降雪となり、今年度の牧草への影響が懸念されます。次年度の補給金は据え置きということで決着し一安心したところですが、配合飼料価格は1月から大きく値上がりとなり、乳価を押し上げていた入札もなさそうなことから、乳価が据え置きとなったとしても個体価格の上げ要素もなく、酪農経営に及ぼす影響は今のところマイナス要素しか見当たりません。皆さんは気を引き締めて経営に励んでください。

さて、コロナウイルスの猛威はとどまるどころか再拡大している状況です。一年以上経過しているせいか、国民の緊張感が昨春のようになっていないことが気がかりです。皆さんの農場に病気やウイルスを入れない、持ち込まないを再確認し、非常事態に対してしっかりと備えてください。寒い中での作業となりますが農作業事故にはくれぐれも気を付けていただくようお願い致します。ネガティブな話になりましたが、今年が良い年になるようメリハリをつけてポジティブに参りましょう。

ふぁん 2020年12月号

2020.12.24

11月に入りコロナウイルス感染症が北海道で感染拡大するなか、札幌市だけでなく釧路地方でも猛威をふるい始めました。怖がってばかりはいられませんが、絶対に農場内に持ち込まない・持ち込ませないようにしていただきたいと思います。

先日、農林水産省畜産部との来年度予算概算要求についての意見交換がウェブ会議で行われました。コロナウイルスの影響でウェブ会議やウェブ面接の機会が増え、十分このやり方で対応できると感じていたところでしたが、このときは表情の変化やこちらの気持ちを画面越しに伝える難しさを改めて痛感しました。敵もさるもので我々の意見に淡々と答え、はぐらかされる状況のまま時間切れとなり、何ともストレスのたまる会議となりました。直接会っての会議であれば、納得がいかなければ後からでもじっくり話し合いができますが、今回はウェブ会議の限界を感じるひとコマでした。今後はウェブでできることはウェブで行う時代になっていくと思いますが、色々考えさせられる出来事でした。

ふぁん 2020年11月号

2020.12.23

10月に入り釧路管内でのコロナウイルス感染症のクラスターが発生。じわじわと危険度が増してきたように感じますが、皆さんはこれまで以上に十分対策を講じていることと思います。

さて、今年の収穫作業も終わり、牧草やデントコーンの質・収量ともにまずまずのものとなりました。必要な乳量を確保するには十分なものと考えます。これから令和3年度の乳価、予算要求と交渉が行われますが、個体価格の下落、とりわけF1価格は3分の1ほどに落ち込み、厳しい状況となっています。脱粉やバター、チーズなど積み増ししている在庫の処理も課題となっています。全道的に乳量が伸びている中、それ以上に問題視されているのがクリスマス需要期後の取り組みです。この非需要期をどのようにして乗り切るかが最も重要になります。乳業メーカーの協力のもと酪農家、農協、ホクレンが一致団結して向かわなければ、消費者の理解を得ることはできません。この難局を乗り切るために、我々は万全な対策を講じなければなりません。

組合長のちょっと言わせて(10月号)

2020.12.14

 お盆を過ぎて涼しくなりこのまま秋に向かうと思いましたが、台風の影響もあり9月になって真夏のような暑さがやってきました。湿度も高く不快感は大きかったものの、幸い牛への影響は限定的でありました。さて、9月に安倍首相が退陣し新たに菅内閣が発足しました。新内閣の目玉対策に規制改革とデジタル化がありますが、何をどこまでするのかまだ先は見えません。政府には改革でも我々にとっては改悪でしかないこともあり得るので、注視していかなければなりません。野上新農林水産大臣は菅首相に近い人物で若手のホープと言われているようですが、農林水産業に関する手腕は未知数です。農林水産業のためにしっかりと仕事をしていただきたいと思います。北海道の議員からは橋本議員以外、副大臣にも名前がなかったことは寂しい限りですが、農林水産省内で畜産部から畜産局へ格上げがされ酪農・畜産が重要視されることは望ましいことです。菅内閣が日本経済、日本農業を盛り上げてくれることを期待したいと思います。

組合長のちょっと言わせて(9月号)

2020.12.14

8月に入っても涼しい日が続いていましたが、お盆前にすさまじい暑さに見舞われました。わが町で30℃を超えることはそうありませんが、正味3日間ほどでしたので牛へのダメージはそれほどひどくなかったと思います。危惧した夕立もなく、乾草を収穫した人も多かったのではないでしょうか。一方、都府県では梅雨明けとともに40℃を超える猛暑日が続きました。あまり見なれない言葉を見つけたのでご紹介します。「水中毒」と「ペットボトル症候群」です。水中毒とは過剰な水分摂取によって低ナトリウム血症の状態になること。人は1日に約2,5ℓの水分が必要といわれていますが1時間以内に1ℓ近く飲むのは避けたほうがいいようです。ペットボトル症候群とは清涼飲料水ケトーシスとも言われ、清涼飲料水などを大量に飲み続けることで起こる急性の糖尿病です。糖分を10%程度含む清涼飲料水を1か月以上、毎日1,5ℓ以上飲んで起こるそうです。何事もほどほどが肝要。皆さんもお気を付けください。

組合長のちょっと言わせて(8月号)

2020.12.10

 1番草の収穫作業は皆さん苦労されていたと思いますが、昨年ほどではないものの一昨年よりは良いものが収穫ました。2番草収穫まで少し気を休められる期間かと思います。さて、生乳の需給が危ぶまれた6月を何とか乗り切ったものの、本州への移送が増えています。処理しきれない事態から足りない状態への急展開。コロナウィルスが終息するまではこのような状態が繰り返される可能性があり、業界全体で備えておく必要があります。まずは自分の農場にウィルスを持ち込まない、入れない方策を取っていただきたいと思います。一方で大雨の驚異もあります。先日は線状降水帯といわれる発達した雨雲が九州や四国、中国、東海地方を襲い、多くの犠牲者を出す甚大な被害をもたらしました。北海道も自然災害のリスクは年々増しているように思いますが、私たちはいい草を収穫して健康に牛を飼うしかありません。ただ本音をいえばGoToキャンペーンで首都圏からあまり人がきてほしくないなぁ~。