JA浜中町について

組合長のちょっと言わせて!!

2021年ふぁん11月号

2021.11.1

堆肥やスラリー散布でまだまだ忙しい時期だと思いますが、冬を迎えるための最後の秋仕事です。体調に留意して作業していただきたいと思います。

さて皆さんがいま最も関心があるのは現在の生乳需給のことでしょう。今年の9月は飲用需要が伸びて少し明るい兆しが見えることを期待したのですが、予想が外れ非常に厳しい状況が続いています。これからの季節に飲用需要を望むことは難しく、業務用バターや生クリームの消費が伸びることを願うばかりです。ただ、コロナ次第ではどうなるか分かりません。生産者として必要な乳量を確保するためには、消費が伸びる必要があります。少しでも消費拡大が進むように、生産者・農協職員がまず先頭に立ち、消費を促す行動をとっていただくようお願いします。インバウンド需要がまだ望めない今、消費が飛躍的に伸びることは難しく、我々にできることを地道にやっていくしかありません。生乳だけでなく他の農産物も厳しいですが、このコロナ災害に打ち勝つべく、みんなで力を合わせて行動していきましょう。

ふぁん 2021年10月号

2021.10.1

10月に入り浜中町内ではコロナワクチン接種がかなりの割合で進んでいます。ワクチン接種が進んでも直ちにすべての生活様式をコロナ前に戻すことはできませんが、感染状況をみながら徐々に経済活動を再開していかなければなりません。一方、コロナ禍で合理的な方法もたくさん見つけられました。新しい方法が経済的負担や個人の労働負担の軽減に繋がるのであれば続けていくべきです。コロナ禍の影響により、先の展望が見えにくい状態はまだしばらく続くでしょう。先が見通せない状況では完成図ありきの仕事は難しくなるかもしれません。このような時においては、「まずやってみる」という姿勢が必要です。やりながら失敗し、方向転換し、正しい方向に向かうチャレンジ精神と、失敗を恐れず、失敗を容認できる環境づくりも大切です。今年の生乳需給も先が読めない状況が続き、9月になっても我々の思い描いていた方向には向かっていません。なるべく早い段階で対応策を講じなければなりません。

ふぁん 2021年9月号

2021.9.1

8月に入り台風一過猛暑が嘘だったかのような気温となり、お盆を待たずに秋めいてきました。2番草の状況は、圃場と1番草の刈り取り時期により差がついているようです。今年の干ばつと猛暑は、釧根地区以外の道内各地に大変な被害をもたらしました。それに比べれば我々の地域ではまだ我慢できる範囲ではないでしょうか。ただ気がかりなのは、標茶町や厚岸町でのヒグマによる牛の被害です。2019年に被害がでてから3年が経ちますが、その後も被害は増えるばかりです。両町に被害をもたらしているヒグマは、ⅮNA検査によると同一個体で雄の推定300キロ以上の雄。かなり大きく経験豊富なヒグマのようです。昼間は行動せず箱わなにもかかりません。行動範囲が広く人間とクマの知恵比べですが、少しでも早い駆除をしていただきたいと思います。様々な制約はありますが条件が整い特例として駆除できるよう願います。ワクチン接種が進んでいますが、コロナウイルスはいまだ猛威を振るっています。皆さんくれぐれもご注意ください。

ふぁん 2021年8月号

2021.8.1

今年の1番草の収穫作業は順調に進み良質なものが収穫されたと思いますが、量は確保されたでしょうか。良質1番草の確保ができたことで乳量の秋落ちはないかと思います。現在の脱粉・バターの在庫は過去最高のレベルとなっています。牛乳の需要期から非需要期を迎えるときにはどのような状況かが気がかりです。需要が伸びない中で生産だけが伸びていては、在庫の積み増しが増えるばかりではないでしょうか。コロナ感染症のワクチン接種が順調に進み消費が伸びることを望むとともに我々は今まで以上に消費拡大への努力をしなければなりません。インバウンド需要が望めない状況では、国内需要と輸出を伸ばすしかありません。国策で規模拡大をして生産は伸びたものの、コロナの影響があるとはいえ需要がついてこない状況は、過去に生産調整をしてきた頃と同じか、それ以上に悪化しているようにしか見えません。この矛盾した状況をどのように打開していくか、現状に合わせて変われる組織でありたいと思います。

ふぁん 2021年6月号

2021.6.24

 春作業が順調に進み、いよいよ6月になりました。今後も順調に進むことを願うばかりです。

 さて、新年度が始まり2か月が経とうとしていますが、新入生、新入社員、新規入植者、新後継者の皆さんも新しい生活に慣れてきた頃でしょうか。五月病やホームシックにかからず過ごせていますでしょうか。少しずつ社会に慣れていくなかで壁にぶつかったり、失敗を経験したりしていることと思います。最初から先輩たちと同じようにできるのは本当に稀なことです。元プロ野球監督の野村克也氏は、選手に対し「失敗と書いて成長と読め」と教えたそうです。エジソンやアインシュタインも「失敗はできないことの証明である」と言ったとか。やや開く直りのようにも聞こえますが、当事者はこれくらいの心構えでいいのかもしれません。もちろん何度も同じ失敗を繰り返すのは困りものですが、周囲にそれを許す土台があることも大切でしょう。若者の成長のためにも我々は我慢と勇気をもって接したいものです。頑張れ、若人!

ふぁん 2021年5月号

2021.5.24

今年の冬はしばれが深いのではと懸念されていましたが、3月・4月と潤沢に雨が降ったおかげで農作業の進行もまずまずとなりホッとしています。この4月に入り厚岸町で山菜採り中の男性が熊に襲われ死亡する事故がありました。山や沢に入る際はくれぐれも自己防衛を心掛け、ちょっとした楽しみが悲劇を生まないようご注意ください。

話は変わりますが、東京電力福島第一原発の廃炉作業に伴う汚染水から、トリチウム以外のほとんどの放射性物質を除去したALPS処理水の海洋放出に対し、国と漁業者が対立しています。処理水については待ったなしの状況ですが、農林水産業に対する風評被害が非常に懸念されます。日本政府の監視だけでなくIAEAやWTOなどの科学的見地による環境モニタリングの信頼性・透明性の確保が重要です。それでも風評被害を防ぐのは至難の業です。国にはしっかりと仕事をしていただきたいと思います。こと原発や核廃棄物に対しては農業団体の発信力が低いような気がします。

ふぁん 2021年4月号

2021.4.24

 全国から桜の便りが聞こえ始めている3月中旬にこの原稿を書いていますが、いまだに加工原料価格の話が聞こえてきません。ここ数年ではありえない事態となっています。昨年同様に春休みと5月、6月の生乳生産量増加の時期が心配されます。春産み初牛価格はまずまずの高値で推移してホッとしているところですが、円安と原油価格の高騰は4月以降の飼料価格を押し上げてしまう要因となるでしょう。乳価が据え置きでも実質手取り乳価は下がると考えて、コストの見直しを今一度お願いします。

 国会では総務省の接待問題で野党も躍起になっていますが、そんなことよりもコロナ禍で生活が困窮している家庭などへの支援を早め早めに実施していただきたいものです。コロナ解雇や雇止めにあう人が10万人に迫ろうとしている今、一刻の猶予もないように思いますが、なかなか動きが鈍いですね。外国人も含め労働力の配分をうまくマッチングして、少しでもハッピーな人が増えればいいのになぁ。

 

ふぁん 2021年3月号

2021.3.24

今年は124年ぶりに2月2日が節分で3日が立春でしたが、立春を過ぎても寒い日が続きました。例年以上のシバレに苦労されたと思います。

 さて、コロナ禍で年明けには11都府県に非常事態宣言が出され、10都府県では3月まで延長となりました。さらに開催の是非を巡り世論が二分する中、オリンピック組織委員会会長の森氏の発言が、国内だけでなく海外でも大きな波紋を呼びました。当初は謝罪会見で事態の収拾が図れると考えたのでしょうが、ボランティアやスポンサーの反発を受け会長交代劇となりました。政財界、スポーツ界と多方向に精通する人かもしれませんが、そもそもオリンピック精神にそぐわない考えの持ち主だったようです。大きなお金が動き商業化してしまったことでオリンピックを開催することが目的となり、本来の“ありかた”を放棄してしまったように見えます。我々の周りにもこのようなことがあるような気がします。初心に返り本来の”ありかた”を取り戻す努力をしなければと考える日々です。

ふぁん 2021年2月号

2021.2.24

12月の寒さでしっかり凍結してからの降雪となり、今年度の牧草への影響が懸念されます。次年度の補給金は据え置きということで決着し一安心したところですが、配合飼料価格は1月から大きく値上がりとなり、乳価を押し上げていた入札もなさそうなことから、乳価が据え置きとなったとしても個体価格の上げ要素もなく、酪農経営に及ぼす影響は今のところマイナス要素しか見当たりません。皆さんは気を引き締めて経営に励んでください。

さて、コロナウイルスの猛威はとどまるどころか再拡大している状況です。一年以上経過しているせいか、国民の緊張感が昨春のようになっていないことが気がかりです。皆さんの農場に病気やウイルスを入れない、持ち込まないを再確認し、非常事態に対してしっかりと備えてください。寒い中での作業となりますが農作業事故にはくれぐれも気を付けていただくようお願い致します。ネガティブな話になりましたが、今年が良い年になるようメリハリをつけてポジティブに参りましょう。

ふぁん 2020年12月号

2020.12.24

11月に入りコロナウイルス感染症が北海道で感染拡大するなか、札幌市だけでなく釧路地方でも猛威をふるい始めました。怖がってばかりはいられませんが、絶対に農場内に持ち込まない・持ち込ませないようにしていただきたいと思います。

先日、農林水産省畜産部との来年度予算概算要求についての意見交換がウェブ会議で行われました。コロナウイルスの影響でウェブ会議やウェブ面接の機会が増え、十分このやり方で対応できると感じていたところでしたが、このときは表情の変化やこちらの気持ちを画面越しに伝える難しさを改めて痛感しました。敵もさるもので我々の意見に淡々と答え、はぐらかされる状況のまま時間切れとなり、何ともストレスのたまる会議となりました。直接会っての会議であれば、納得がいかなければ後からでもじっくり話し合いができますが、今回はウェブ会議の限界を感じるひとコマでした。今後はウェブでできることはウェブで行う時代になっていくと思いますが、色々考えさせられる出来事でした。