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ふぁん 2021年4月号

 全国から桜の便りが聞こえ始めている3月中旬にこの原稿を書いていますが、いまだに加工原料価格の話が聞こえてきません。ここ数年ではありえない事態となっています。昨年同様に春休みと5月、6月の生乳生産量増加の時期が心配されます。春産み初牛価格はまずまずの高値で推移してホッとしているところですが、円安と原油価格の高騰は4月以降の飼料価格を押し上げてしまう要因となるでしょう。乳価が据え置きでも実質手取り乳価は下がると考えて、コストの見直しを今一度お願いします。

 国会では総務省の接待問題で野党も躍起になっていますが、そんなことよりもコロナ禍で生活が困窮している家庭などへの支援を早め早めに実施していただきたいものです。コロナ解雇や雇止めにあう人が10万人に迫ろうとしている今、一刻の猶予もないように思いますが、なかなか動きが鈍いですね。外国人も含め労働力の配分をうまくマッチングして、少しでもハッピーな人が増えればいいのになぁ。