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2020年 ふぁん 1月号

新年あけましておめでとうございます。

令和初めての新年を迎えて年頭に当たり今年一年の平穏無事を願うところであります。昨年を振り返ってみると、まずは元号が5月1日より平成から令和へと変わり新しい時代の幕開けとなりました。

しかし、台風15号、19号などの台風による風害、停電、記録的豪雨による各地での甚大な被害、京都アニメーション放火やノートルダム寺院、首里城の火災など、尊い命が奪われたり世界遺産の焼失などもありました。また、社会問題にもなっている高齢者による交通事故が多発し、あおり運転、危険運転による事故誘発や事件など殺伐としたことが多くありました。

海外でもイギリスのEU離脱問題でメイ首相からジョンソン首相へ変わりましたが出所が見えてきません。米朝首脳会談は2回も行われましたが、まったく進展はなく期待外れの結果となりつつあります。米中貿易戦争や香港での反政府抗議活動など世界経済に大きく影響を及ぼす出来事が解決されず、落としどころも見えないままで今年も目を離せない状況です。我々農業では、粗飼料収穫作業はほぼ順調に進み、質・量ともにまずまずのものが収穫できたと思います。

 100円乳価になり2年目を迎えましたが、やっと酪農家の経済が回りだし本来のあるべき姿になりつつあると思います。個体価格も高値を維持していましたが少し下がり基調であり、本来相場ものである個体価格は上下するのは仕方ないと言えるような準備をしていただきたいと思います。

EU、TPP加盟国、アメリカの各国との貿易協定が結ばれ今の酪農経営に水を差すようなことにならないように、農水省にはしっかりした対応をしていただき酪農家が明るい未来を描けるような社会を望むところです。

はやぶさ2が「りゅうぐう」に着陸したような日本の技術力で経済を維持し、我々農家が「ワンチーム」となり、さらには消費者も一緒になった「ワンチーム」となるための第一歩の年となることを期待し、皆様のご多幸をご祈念申し上げて私の年頭の挨拶といたします。