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2023 ふぁん4月号

 3月は暖かい日が続き雪もすっかり消えて春の訪れを感じさせる陽気となりました。根釧地域で2016年に閉鎖した屠畜場がやっと釧路町にできることになり、エスフーズ関連会社が正式に発表しました。商社を嫌がる人もいますが、根釧地区に屠殺場がない方がおかしいので、建設が決まりひと安心です。しかし、今の酪農情勢が好転する気配はまだ見られません。ここへきてホル雌牛の価格が以前より少し良くなっているようですが、来年、再来年を見据えての買い注文のような気がします。F1や和牛は頭数が増える傾向にあり、価格は下がる可能性が高いと思われます。個体価格より影響が大きいのが配合飼料価格です。4月以降は安定基金があまり発動されない懸念があります。安定基金制度も補給金制度も急激な変化には対応できず早急に見直しの検討が必要ですが、時間も必要であり政府の緊急的な対応を要求しなければなりません。4月から加工原料乳価は上がりますがまだ足りないと思います。自分を守るための我慢と、より一層のロス削減に努めましょう。