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2022 ふぁん9月号

 8月になっても天候が好転せず、雨の日と曇天が交互に来て、2番草の収穫作業が進んでいません。「1番草に続いて2番草もか…」と思っている方も多いかと思いますが、天候は人の力では何ともなりません。焦らずじっくり行きましょう。

 肥料や配合飼料が高騰する中、肥料に関してはいち早く政府が対応し農水省からの方針も打ち出されたことで、ある程度負担が軽減されることとなりました。しかし、我々酪農家にとっては資料の高騰の方が大きな痛手です。安定基金制度はあるものの、今の制度のままでは、高止まりしてしまえば基金が発動しない場合もあり得ます。制度自体の問題点は中長期的な視点で改善を求めていかなければいけませんが、それ以上に今年をどのように乗り切り来年をどう迎えるかが問題です。飼料高騰に対して今に即した有効な対策が必要です。政府与党や農水省に対し、今まさに取り組んでもらわなければならないことをしっかりと伝え、実行に移してもらうことが大切だと思います。