2025 ふぁん1月号
新年あけましておめでとうございます。組合員皆様並びにご家族の皆様がご健勝で新年を迎えられたことをお慶び申し上げますとともに、今年こそ皆様の我慢と努力が報われ災害や事件のない一年でありますようにご祈念申し上げます。また、日頃より農協運営に対しましてご理解とご協力をいただきまして心より感謝申し上げます。
さて、昨年は元旦の能登半島地震と羽田空港での日航機と海上保安庁の接触事故による日航機炎上で年が始まり、不安な一年の幕開けとなりました。しかし、パリオリンピックの日本人選手の活躍と、メジャーリーグの大谷翔平選手の活躍は、日本人に大きな感動と勇気を与え、日本中が熱狂。また、日本被団協がノーベル平和賞を取りましたが、ウクライナ情勢やイスラエルの中東情勢は一向に好転することなく過ぎてしまい平和はきそうにもありません。このような状況で円安もお様わず、資料。肥料などの清算資材は高止まりで推移しましたが、平均乳価では一昨年よりも2.5円ほど高くなっているのですが、飼料・肥料以外の値上がりも響いて生産費は上がってしまい、個体価格の低迷と相まって多くの酪農家の英英状態は低迷を続けています。生産抑制から増産へと家事を切った恩恵を全く見出すことができない状況の酪農家も散見される中で、令和6年度の403万トンの全道目標数量には届かない状況ではあるものの、令和7年度の目標数量は403.8万トンとしてバター需要に合わせた増産目標となっています。いまだに引用需要が増えてこない状況で、インバウンド需要として見込めるバター・生クリームを生産していかなければならないので、どうしても脱脂粉乳は生産されることになるので、出口対策は国の支援を受けながら継続していかなければならない状況だと思います。早い段階で脱脂粉乳の消費を拡大するような政策を考えるか、そうでなければ国が責任をもって需給調整をすると酪肉近にでも明記していただきたいと思います。今年は酪肉近の見直しの年であり、酪農家が希望をもって働けるみたいの実現に向かっていけるようなものにしていただきたいと思います。アメリカのトランプ大統領はどのような政策を打ち、政界情勢がどのように変わるのかわかりませんが、少しでも我々にとって良い報告に向かってくれると希望を持ってみていきたいと思います。昨年の経営状態より少しでも向上するように農協とともに我慢と努力をしていただき、しかめっ面ではなくにこやかな顔で年の瀬を迎えられるようにしましょう。
最後になりましたが本年が牛にも人にも過ごしやすく、牧草の収穫作業が順調に進むような気候であり、酪農業に光明が差すことを切に望み、皆様のご多幸とご健勝を祈念申し上げ年頭のあいさつといたします。