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2024 ふぁん11月号

 今年を振り返ってみると、7月の干ばつが影響して放牧草の伸びが悪く、それ以降の乳量の伸びも悪かったように思います。

 ただ、今年の粗飼料は昨年よりも良いものが収穫できたのではないかと期待しているところです。

 配合飼料価格が高止まりしている状況のなか粗飼料が良くないと経営を圧迫してしまいます。品質と量の確保はできているでしょうか。現状のままでいくと配合飼料価格安定基金制度は発動もされませんし、機能もしませんのでなるべく早くこの制度を根本的に変えなければなりませんが、なかなか議論が進んでいないのが現状です。

 来年の乳か綱領も始まっているようですが、乳業メーカーも渋くてこれ以上揚げると消費が今まで以上に落ちてしまう懸念があると言っています。補給金、集送乳調整金に関しても375億円ありきのような話しか農水省では言いません。北海道の酪農家がバター需要に合わせて生乳を絞ると決めたにも関わらず、補給金が追い付いてこない状態では全く話にならない状況で、代替えに補正予算やエーリック予算ですり替えられるのではなく、本予算で獲得しなければならないと思います。